もっとも大事で強い考え方
社会はどのような形式であれ、必ず組織化されています。
人間は組織の中で生きていくしかありません。
家族、クラスメート、友人、会社、所属の部や課などなど。
しかし、人間はそれぞれ、個体で生きていますね。
そして、独自の考え方や趣向と個性を持って生きています。
人の悩みのほとんどすべてが「人間関係」と言われますね。
組織の中で自分が生き生きと活躍できない
上司とうまく行かない、先生が好きでない・・・
人間関係の問題の元は、すべて自分と組織(他人)との
関係性に安心がないことです。
思う通りにできない。
人の言動が気になる。
あの人にどのように思われているだろうか・・・
こんな思いがありますね。
こういう思いの主語は何でしょうか?
そう、「私は」です。
では、主語の「私は」を加えて言い直してみます。
「私は」思う通りにできない。
「私は」人の言動が気になる。
「私は」あの人にどのように思われているだろうか・・・
少し、すっきりしませんか?
もう少し、進んでみます。
「私は」思う通りにできない → では、どのようにしたいのか表現してみる
「私は」人の言動が気になる。→ では、誰にどんな風に気になるのか?
それはどうしてなのか?
「私は」あの人にどのように思われているだろうか・・・
→ どのように思われたいのでしょうか?心配事は何でしょう?
どうですか?
主語に「私は」と「正確に」付け加えただけで「次に進む指針」がわかってきます。
最初のとおり、漠然とした
思う通りにできない。
人の言動が気になる。
あの人にどのように思われているだろうか・・・
こんな思い出は立ち往生ですよ。これは、ずっとその場に留まる姿勢です。
「私は」こうしたい。
「私は」どのように思われたい=こういう関係性を望んでいる
最後に
「私は」こういう望みと心配を持つ、人間だ。と自分がわかるようになるのでは
ないでしょうか?
そう、それが
あなたの周囲に他人が存在する意義なのです。
ちょっと難しいことを言うと、相対性に気づくことで自己絶対性を認識する。
自己絶対性を認識した後に、自我同一性を満たすことができる。
こういうプロセスを経て、自分とは何か?これを知り、学び、生きていくのです。
これがフニャフニャしていると永久に周囲に気遣って生きる罠にかかります。
何を希望しても、周囲の人の価値観に合わなければダメ。
何もできない。こういう最悪な毎日になります。
人は組織の中で生きると言いました。組織はつまり、他人の集合体であり、
あなた以外のことです。
あなた以外を通じて、あなたとは何か?これが浮き彫りになるのですね。
そうして、あなたは他人にとっては組織の一部であって、気にされる対象です。
あなたも他人もお互い様の関係です。
あなたの言動が他人に影響して、他人が自己を発見するために役にたっている。
このようにして人間は作用し合って生きていると思うのです。
このように解明してくると、「私は」という主体性を持つこと。
持ち続けること。これが最も大事な基本的な考え方だということがわかってきて、
「お互い様」から「他人に何か良い影響を発揮しよう」こういう風に変化します。
大人でも殆どの人が出来ていません笑
出来ている大人は格好良いですね。これが生きる上でもっとも大事で強い考え方
だと思います。